過去数年間、いや、この世代全体において、最も注目され、最も愛されたゲーム作品の1つが『バルダーズ・ゲート3』だろう。当時、同作品はほとんどのゲーム・オブ・ザ・イヤーを総なめにした。そして最も印象的だったのは、同作品は1人用ゲームであるにもかかわらず、長期間にわたり、同時接続プレイヤー数が驚くべき高さで保たれていたことだ。
そして現在、発売から2週間が経過した『モンスターハンターワイルズ』は、そのペースに届きそうな勢いである。
同時接続プレイヤー数のピークである130万人(これはSteamの歴代記録でも上位)からは減少したものの、発売から2週間が経過した現在でも、同作品は1日あたり約65万人のゲーマーを楽しませている。発売から同じくらいの期間が経過した『バルダーズ・ゲート3』のプレイヤー数は1日あたり54~58万人であり、それを上回るペースだ。
発売から約1年半が経過した今でも、『バルダーズ・ゲート3』の1日あたりのプレイヤー数は10万人を超える日が多く、その数字を下回り始めたのはごく最近のことだ。この両作品はどちらも協力型のゲームだが、1人でプレイすることも多く、シナリオにはエンディングがある。そしてどちらも売り切り型のゲームだ。
しかし、モンスターハンターシリーズのコアなファンは、同シリーズには何百時間ものやりこみ要素があることを知っており、すでにこの最新作でもそうした様相を呈している。最高のアーマーや武器を手に入れるだけでなく、その装備を究極の状態までアップグレードしたりといった非常に長い道のりがある。そしてもちろん、同作品で使用できる武器は全部で14種類あり、それぞれの武器において自分だけのビルドを作ることもできる。
『モンスターハンターワイルズ』の販売ペースはすでにカプコンがもつ記録を更新中であり、今でも衰えを見せないプレイ人数を見ると、この作品がカプコン史上最も成功した作品の1つとなる可能性は大いにあるだろう。また、過去のシリーズ作品とは違い、この作品が異なるプラットフォームで同時に発売されたということも、この勢いを後押ししていることだろう。
カプコンは、すでに実施しているウィークリーイベントに加え、2つの重要なアップデートを予定している。最初のアップデートには、新モンスターと、全く新しい難易度のモンスターが導入される予定だ。また、2回目のアップデートでも新しいモンスターが追加される予定とされている。このゲームの進化を誰もが楽しみにしている。