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2025.03.11 22:00

【レビュー】AIも快適、M4搭載MacBook Airは今が買い? 最強Macの実力は

M4搭載MacBook Airには明るい新色「スカイブルー」が追加された

M4搭載MacBook Airには明るい新色「スカイブルー」が追加された

アップルの独自設計によるシステム・オン・チップ「Appleシリコン」を搭載する、最新のMacが3月12日に発売を迎える。今回ラインナップに加わるのはリモートワーカーや学生にも人気のモバイルノート「MacBook Air」と、最強のデスクトップマシン「Mac Studio」のニューモデルだ。実機をレビューしながら各モデルの特徴にフィットするユーザー像を解説する。

最新M4チップを搭載したAir。初めての空色MacBook

MacBook Airにはアップルが2024年に発表した最新のApple M4チップが載る。サイズは携帯性に優れる13インチと、大きな画面の15インチ。カスタマイズオプションを付けないベースラインの価格は13インチが税込16万4800円、15インチが税込19万8800円だ。正直なところ「お手頃」とは言えないが、iPhoneやiPadからAirDropでファイルを共有したり、Appleデバイスとスムーズに連携できる体験価値を考えれば、使い込むほどにコストパフォーマンスの良さが実感できるMacBookになるだろう。

15インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載する大型のMacBook Air
15インチのLiquid Retinaディスプレイを搭載する大型のMacBook Air

今回筆者は15インチのM4搭載MacBook Airを発売前に試した。カラーバリエーションは新色のスカイブルー。ストレージは512GB、24GBのユニファイドメモリ。総額税込25万8000円のパッケージに35WのデュアルUSB-C電源アダプタが付属する。電源ケーブルの色も本体と同じスカイブルーだ。

15インチのMacBook Airは大画面なのにスリムで軽い。本体の質量は1.51kgなので、1.55kgの14インチM4搭載MacBook Proよりもわずかに軽い。Windows PCの中にはLG gramシリーズのように本機と同程度の画面サイズで、より軽量なプロダクトもある。だがMacBook Airのように筐体に多く質感の高いアルミニウムを使いながら、薄くて軽いモバイルノートは希有だ。

内蔵するバッテリーの持ちも良い。13インチと15インチのMacBook Airはともにワイヤレスインターネットが最大15時間、ビデオストリーミングが最大18時間楽しめる。2023年に15インチのM2搭載MacBook Airが出揃ってから、Appleシリコンの性能を高めながら同じスタミナ性能をキープしている。

フロント側に12MPセンターフレームカメラを搭載。手もとの様子を同時に写せる「デスクビュー」に対応
フロント側に12MPセンターフレームカメラを搭載。手もとの様子を同時に写せる「デスクビュー」に対応

左側面には2基、最大40Gbpsの転送速度を持つThunderbolt 4/USB-Cポートがある。Apple Pro Display XDRのような最大6K解像度の外付けディスプレイを2台までつなげる。映像・写真の創作に、小回りの効くMacBook Airを選びたいクリエイターの声にも応えられるだろう。余談だが、筆者はM4搭載MacBook ProにThunderbolt/USBポートが1つ増えたので、せめて15インチのAirにもと期待した。残念ながら実現はしなかった。

次ページ > 生産効率を高める15インチの大画面

編集=安井克至

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