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働き方

2025.02.27 16:15

疲れない接客業? 体力に自信がない人向けの仕事ランキング

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どんな仕事でもある程度の体力や精神力は必要だろうが、体力を使う仕事が難しい事情を抱える人もいる。そんな彼らは、どんな仕事をしているのか。体力に自信のない人たちに、お薦めの仕事を聞いてみたところ、なかには意外な職種が示された。

関西地区を中心に飲食業を展開するエミリスは、体力に自信がない男女268人を対象に、仕事に関する調査を行った。まずは、どんな仕事を辛いと感じるかを聞いたところ、もっとも多い回答が「立ちっぱなし」の仕事だった。さらに、力仕事、外で働く、休憩を取りにくい、労働時間が長い、と続く。

立ちっぱなしの仕事には、レジ打ちや店舗での販売などが含まれる。警備やレジなど、立ったまま動けないのが辛いという意見もあった。力仕事は説明不要だろう。だが、「軽作業」と聞いていたのに重い物を運ばされたなど、「軽」はあくまで職場側の主観なので、しっかり確認したい。

体力に自信がない人にお薦めの仕事のトップは「事務職」。冷暖房の効いたオフィスで座って仕事ができ、休憩時間が決まっていて、好きなときにトイレに行けて、夜勤がないなど、体力的に楽なのは想像に難くない。とくに人数が多いオフィスのほうが休憩も取りやすく働きやすいということだ。また、事務と現場が半々という仕事もあるので、就職の際には仕事内容をしっかりチェックせよとのこと。2位のコールセンターも、事務職に近い職場環境だ。

意外なのは3位の接客。これには立ちっぱなしの販売も含まれるが、アパレルなど、扱う商品が軽いものであればあまり力仕事とならず、土日や繁忙期以外は比較的ゆっくりできるとのこと。ゲームセンターの店員は、お金が詰まった、クレーンゲームの商品が落ちてこないといったお客さん対応と閉店後にのんびり掃除をするぐらいで「ほとんどすることがない」という意見があった。また、ゲームセンターや映画館は、お客さんと接する機会も少なく楽だという。お中元の予約という仕事もあげられている。オフィスで座ったままパソコンを操作する仕事なので、「頭は使うが体は楽」ということだ。

そのほか、在宅でも可能なデータ入力、受付(クリーニング店、スポーツクラブ、住宅展示場、銀行、温泉施設、催事など)、軽作業(メール便の仕分け、物流の梱包や検品など)が推薦されている。

「楽」な仕事と言っては語弊があるだろう。あくまで体力をあまり使わずに済む仕事であって、簡単に熟せる仕事という意味ではないのでご注意を。この調査の監修を担当したキャリアコンサルタントの鶴喰伸吾氏は、体力のない人は時短勤務やパートとして働くこともひとつの方法だが、体力を使わない事務系の職種を薦めている。ただし、意識的に体を動かして体力の維持や向上に努めることも大切だと忠告している。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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