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健康

2025.01.20 08:15

8割の日本人が「なんとなく不調」な時代を生きる方法

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今の時代、明るく元気ハツラツとした人は珍しい。その証拠に、ツムラが行った調査では、約8割の人が「なんとなく不調」に陥っていた。原因を探ればまさに現代病。今の生活を続けているかぎり、この状態から完全に逃れることは難しいが、対策はある。

ツムラでは、「なんとなく不調」を「自覚しながらもつい我慢しがちな症状や、調子が悪いものの病名の診断がつかない症状の総称」と定義している。2021年から「なんとなく不調」に関する生活者調査を続けていて、今回(2024年11月実施)で5回目となる。調査対象は全国の20代から60代の男女3000人。

第1回の調査では、対象年齢が20代から40代だったものの、なんとなく不調を経験した人は69.6パーセント。今回は80.8パーセントと11.2ポイントも増えた。2022年は72.1パーセント、2023年は80パーセントと、おおむね8割前後を維持している。また、1カ月になんとなく不調を感じた日数は平均11.2日。前回よりも増えた。

具体的な症状としては、「疲れ・だるさ」、「眼の疲れ」、「頭痛」がトップ3。多少の順位の入れ替わりはあるが、2022年の調査からトップ10の内容はほぼ変わっていない。ただし、20代と30代は男女とも1位が頭痛となっている。

不調の原因と思うものは、睡眠不足、加齢、自律神経の乱れ、人間関係のトラブル、金銭問題などさまざまだが、気象の変化が体調に影響すると考えている人が多い。全体では64.5パーセント。とくに女性の割合は81パーセントと高い。気象による不調では、お風呂に入る、睡眠を十分にとるなどの対策をする人は多いが、全体的ななんとなく不調に関して、医師の診察を受けるなどの積極的な対処をする人は少数で、約42パーセントは、よほど悪化しないかぎり何もしないと答えている。

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文 = 金井哲夫

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