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健康

2025.02.12 16:15

目安は6時間、睡眠が足りない人ほど高ストレスに 

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寝不足は体に悪いことは重々承知している。厚生労働省も健康維持のために6時間以上の睡眠を推奨しているが、仕事中に眠くなること以外に、その影響はなかなか実感できない。職場の健康管理事業を展開するドクタートラストが約13万人を対象に睡眠とストレスの関係を調査したところ、それを示唆する明確な傾向が浮かび上がった。よく寝ないとストレスが溜まるということだ。

ドクタートラストのストレスチェック研究所は、同社のストレスチェック実施サービスを2023年度に利用した企業や団体での検査で、「平均睡眠時間」の質問に回答した12万8896人を対象に分析を行った。それによると、高ストレス者(厚生労働省が定めたストレスチェック制度に基づく検査において高い自覚症状を訴えた人)と低ストレス者との間には、平均睡眠時間に関してハッキリとした傾向が示された。
この調査に参加した12万8896人のうち、高ストレス者(E判定)は15.2パーセント、低ストレス者(A判定)は6.0パーセントだった。

この調査に参加した12万8896人のうち、高ストレス者(E判定)は15.2パーセント、低ストレス者(A判定)は6.0パーセントだった。


高ストレス者の72.3パーセントセントは平均睡眠時間が6時間未満であり、低ストレス者の68.0パーセントが6時間以上だったのだ。平均睡眠時間が5時間未満では高ストレス者の割合が突出して大きく(約24ポイント)、5時間以上6時間未満でも約17ポイントの差が見られた。

反対に、6時間以上7時間未満となると、低ストレス者の割合が明らかに多くなり、高ストレス者の2倍近くの差が出た。7時間以上9時間未満では20ポイントもの差があった。

この調査により、6時間という境目が明確に現れた。仕事の関係で、どうしても睡眠時間が取れないという人も多いだろう。だが、ストレスは作業効率を下げ、また万病のもとともなる。なんとか6時間以上の睡眠時間を確保できるよう、せひ工夫していただきたい。

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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