肉体的なもの(性的不実)であれ、感情的なもの(パートナー以外とのロマンティックな深いつながり)であれ、オンライン(インターネット上でのいちゃつきや親密なやりとり)であれ、どんな形の浮気であっても、恋愛関係に重大なダメージを与え得る。
多くのカップルが、浮気の後遺症から立ち直るのに苦労し、多くのケースで破局や離婚に至る。たとえ関係が維持できたとしても、不幸や不安、感情的距離を伴う関係になりがちだ。
浮気をする人と、ずっと一途な人がいるのはなぜだろう? 人を浮気に走らせるかもしれない3つの心理的特性を紹介していこう。
1. ナルシシスティックな傾向
ナルシシストは概して、尊敬と高い評価を常に追求する。パートナーから十分に注目されていないと感じると、彼らはエゴを満たすために外に目を向ける。これは、外面は自信満々に尊大に振る舞っていても、ナルシシストは他者からの評価に深く依存しているからだ。パートナーがどれだけ称賛を贈ろうとも、彼らには不十分と感じられる可能性がある。
学術誌のJournal of Sex & Marital Therapyに掲載された研究によれば、「性的ナルシシズム」を示す人々は、伝統的ジェンダーロールを好み、低い自尊心という問題を抱えており、セックスにおいては自己中心的な態度をとる傾向にある。これらは、恋愛関係や性行動に重大な影響を与える。
このような人々は、肥大化した自信過剰な感覚をもち、しばしば自分自身のニーズを、パートナーのニーズに優先させる。恋愛関係においてナルシシストは、特にセックスの文脈で、尊大な態度と低い共感性を示し、優越感に浸りがちだ。彼らは他者を操作して自分の欲求を満たし、パートナーの感情にほとんど配慮を示さない。
加えて、性的ナルシシズム傾向が強い人は、しばしば性的征服を通じて評価を希求する。自分の性的能力に対する批判を受け付けず、パートナーを操作あるいは搾取することで、自己像を維持しようとする。