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経営・戦略

2025.02.28 15:15

JO1、INIら所属のLAPONE崔社長、2300人のファンと課題を議論

LAPONE代表取締役社長の崔信化

LAPONE代表取締役社長の崔信化

アーティストのファンは、“推し”アーティストのマネジメントやライブ運営などを行う企業に対して、意見や疑問を持つことも多いだろう。

そんなファンの声を直接聞く異例の機会を設けたのが、JO1やINIなどを擁するLAPONE ENTERTAINMENTとME:Iなどが所属するLAPONE GIRLS(以下、LAPONE)だ。

2025年2月1日、東京ドームシティホールに集った約2300人のファンの前に姿を表したのは、同社の代表取締役社長、崔信化(チェ・シンファ)。LAPONE初となるシンポジウム「LAPONE SYMPOSIUM」で、所属アーティストを応援するファンからの質問や要望に、社長の崔自らが直接答えた。

崔は本シンポジウムの開催について「スタッフや所属アーティストから(バッシングの恐れから)絶対に辞めたほうがよい、と止められた」と話した。なぜリスクを冒してまで、このような場を設けたのだろうか。

東京ドームシティホールに約2300人が集った

東京ドームシティホールに約2300人が集った

「JO1」「INI」「ME:I」らを輩出

韓国出身の崔は法政大学への留学経験を持ち、2000年に吉本興業に入社後、韓国関連事業に従事。2019年、吉本興業と韓国のエンターテインメント企業CJ ENMの合弁会社としてLAPONEが設立されたのと同時に、社長に就任した。

就任当時、韓国で社会現象を巻き起こしていたオーディション番組「PRODUCE 101」に注目していた崔。「日本版があったら面白い」という発想から企画したのが、「PRODUCE 101 JAPAN」(通称:日プ)だ。

視聴者である“国民プロデューサー”の投票によってメンバーが選ばれるというシステムは、瞬く間に日本中に浸透。2019年の“初代”日プで誕生した「JO1」は、累計6500万票の投票から選ばれた11人で結成された。

その後も、2021年のシーズン2で「INI」や「DXTEEN」、初のガールズグループオーディションとなった2023年のシーズン3からは「ME:I」、「IS:SUE」が誕生。日プはスターの登竜門となり、同時に日本のオーディションブームを牽引してきた。

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文=堤 美佳子 写真提供=LAPONE ENTERTAINMENT

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