2025.02.15 12:00

デジタルノマドに最適な世界の20都市、イタリアなど3カ国が独占

今回のランキングで1位となったイタリアのジェノバ(Shutterstock.com)

1位 ジェノバ/イタリア

1. ジェノバ/イタリア(Shutterstock.com)

1. ジェノバ/イタリア(Shutterstock.com)

デジタルノマドに最適の都市の1位は、イタリア・リグーリア州の州都であり、歴史的に重要な港湾都市、ジェノバだった。多くの海事遺産があり、旧市街には美しい中世の街並みが残されている。

2022年に創設が発表されたものの、取得条件が明確化されていなかったリモートワーカー向けのビザは2024年から対象が拡大され、フリーランサーとリモート勤務のフルタイムの従業員、自営業者に加え、(EU域外の居住者も含め)イタリア国外に収入源がある外国人に、このビザの取得が可能となった。申請料は約124ドル(約1万8500円)で、有効期間は12カ月。

・インターネット回線の通信速度と安全性で高評価
・平均的な生活費は、月額およそ800ドル(約12万1000円)

2位 バーリ/イタリア

2. バーリ/イタリア(Shutterstock.com)

2. バーリ/イタリア(Shutterstock.com)

南イタリアの最も重要な都市の1つ、プーリア州の州都バーリは、歴史と海辺の街の魅力を併せ持つことが特徴。旧市街が有名な大学都市でもあり、地中海クルーズの主な寄港地の1つでもある。

・安定したインターネットの通信速度と安全性、生活の質で高評価
・平均的な生活費は、月額およそ650ドル(約10万円)。

3位 バレンシア/スペイン

3. バレンシア/スペイン(Shutterstock.com)

3. バレンシア/スペイン(Shutterstock.com)

スペイン南東部に位置する、地中海に面した同国第3の都市。活気あふれる文化と美しいビーチ、未来的な建築で知られる。リモートワーカーにとって最も魅力的な選択肢の1つといえる都市といえるだろう。

スペインのデジタルノマド・ビザは有効期間が12カ月。発給手数料は80ユーロ前後(約1万3000円)となっている。

・インターネットの通信速度と安全性、生活の質で高評価
・平均的な生活費は、月額およそ585ドル(約9万円)

4位 ケベック/カナダ

4. ケベック/カナダ(Shutterstock.com)

4. ケベック/カナダ(Shutterstock.com)

魅力的な欧州の建築様式と豊かな歴史で知られるケベック州の州都ケベック・シティは、他の都市ではできない体験ができるはず。デジタルノマド・ビザは無料で取得が可能。有効期間は6カ月となっている。

・インターネットの通信速度は上位3都市と比べて遅いが、その自由度では高評価。生活の質と安全性でも高いスコアを獲得
・平均的な生活費は、月額およそ725ドル(約11万円)

5位 カターニア/イタリア

5. カターニア/イタリア(Shutterstock.com)

5. カターニア/イタリア(Shutterstock.com)

南部シチリア島の東海岸に位置するカターニアは、エトナ火山の麓にある都市。古代ローマの遺跡や美しいバロック建築、活気ある市場も点在している。

・安定したインターネットの通信速度、安全性、生活の質で高評価
・平均的な生活費は、月額およそ590ドル(約9万円)となっている
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編集=木内涼子

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