WOMEN

2025.02.22 11:30

一挙公開!「本当に女性が活躍している会社」100|WOMEN AWARD 2024〈企業部門〉ランキング

多くの企業がダイバーシティ経営を掲げ、女性活躍の推進に前向きな姿勢を見せている。その一方、職場では「逆差別」という反発、数値目標だけがひとり歩きしているという批判、さらには「子持ち様」論争による女性同士の分断も起きている。女性が安心して働き、着実に昇進し、成果を得ることができる会社はどこなのか。

真のダイバーシティ企業を見極めるため、Forbes JAPANでは1702社分のデータを解析し、女性活躍状況を測るランキングを作成した。


ランキング算出方法

調査対象は、東証プライム市場の1644社(2024年7月末時点)と、Forbes JAPANが主催するWOMEN AWARD応募企業72社(応募企業にプライム企業が含まれる場合は応募データを優先)。調査時点で取得したデータをもとに、サステナブル・ラボが解析。スコア算出には、下記4つの調査対象カテゴリに紐づく30以上の指標を用いた。偏差値に換算し、各指標をテーマや業種のマテリアリティをもとに重み付けして最終スコアを算出。応募企業に対しては、アンケートで開示情報と同等のデータを取得。回答率と過去のWOMEN AWARD参加歴により追加ボーナスを加算。ランキングは小数点第3位以下の数値が大きい企業を上位とした。

調査対象カテゴリと主な指標

▷ダイバーシティ
1. 労働者に占める女性労働者の割合-女性(%)
2. 採用した労働者に占める女性労働者の割合-女性(%)
3. 係長級にある者に占める女性労働者の割合-割合(%)
4. 管理職に占める女性労働者の割合-割合(%)
5. 役員に占める女性の人数
6. 役員に占める女性-割合(%)
7. 役員に占める女性の人数(社内昇格)
8. 役員に占める女性-割合(社内昇格)
9. 女性がCEO・CFO・COOとして就任
10. 従業員の日本籍以外-割合(%)
11. 障がい者雇用者-割合(%)
12. 取締役のバックグラウンドの多様性

▷人的資本開発
13. キャリアコンサルティング制度の有無
14. フレックスタイム制度の有無
15. 在宅勤務・テレワークの有無
16. 派遣社員に対する在宅勤務・テレワークの有無
17. 短時間勤務制度の有無
18. 病気・不妊治療休暇の有無
19. 女性管理職研修の有無
20. 継続年度

▷労働環境
21. 男女の平均継続勤務年数の差異
22. 男女の賃金の差異-全労働者(%)
23. 男女別の育児休業取得率-男性(%)
24. 男女別の育児休業取得率-女性(%)
25. 一月当たりの労働者の平均残業時間(時間)
26. 年次有給休暇の取得率-有給休暇取得率(%)
27. 女性従業員の離職率
28. 産休・育休時の給与支給実績の有無

▷パフォーマンス
29. 従業員当たりの売上総利益
30. 売上高成長率
31. 市場・業界におけるシェア率 

総合ランキングTOP100

調査対象カテゴリ(カッコ内は全1702社の平均値)
1.ダイバーシティ(34.8) 2.人的資本開発(17.1) 3.労働環境(31.3) 4.パフォーマンス・生産性(38.2)

順位| 社名 | 総合点 |1.ダイバーシティ|2.人的資本開発|3.労働環境|4.パフォーマンス・生産性

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解析=サステナブル・ラボ イラストレーション=ローズ・ウォン

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