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2025.02.09 12:00

常に時間に追われている人が「自分の人生」を取り戻す3つの方法

Shutterstock.com

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「時間病」は、米国人医師のラリー・ドッシー博士が1982年に出版した著書『時間・空間・医療』で初めて用いた言葉だ。時間はどんどん過ぎ去り、時間がいくらあっても足りないという思い込みから生じる苦悩と健康への潜在的な影響を指す。

同時進行の仕事や人間関係、自己管理、責任など、果てしなく続く「やることリスト」に押し潰されそうになったことがある人なら、時間病を経験したことがあるだろう。常に時間に追われていると罪悪感や疲労、そして満足にできていないという気持ちが募る。

自分の人生を再びコントロールし、止まることのない世界でバランスや心の安らぎを得るにはどうしたらいいのか。心理学の知見に裏づけられた3つの効果的な方法を紹介しよう。

1. 時間に対する考えを改める

2022年に発表された研究結果で、長期にわたるストレスや燃え尽き症候群(バーンアウト)によって不安やうつが著しく増大することが明らかになった。大きなストレスがかかる状況では燃え尽き症候群に陥る率は74%に達している。

この調査は教師を対象に行われたが、より大きな問題を反映している。つまり、常に何かをこなし続けなければならないという過酷なプレッシャーは心身の健康に悪影響を及ぼすという問題だ。時間病の根底には、時間との戦いに勝つことは決してできないという打ちのめされるような感覚がある。

だが時間は競争相手ではなく、意図的に使うリソースだ。真に問うべきは、どれだけ時間があるかではなく、時間をどうとらえるかだ。時間を敵対視するのをやめると、1日に多くをこなすことより本当に重要なことを優先するようになる。こなすために必死になるのではなく、不必要な罪悪感を捨て、自分の人生に意味と充実感をもたらすことに時間を使うようになる。
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翻訳=溝口慈子

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