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暮らし

2025.02.09 12:00

常に時間に追われている人が「自分の人生」を取り戻す3つの方法

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ペースを落とすことは責任を果たさなかったり、目標を投げ出すことではない。長所や強みを伸ばすことを研究するポジティブ心理学で「時間的豊かさ」と呼ばれるものを育むことだ。時間的豊かさとは、時間に追われるのではなく、経験を味わうための十分な心の余裕と柔軟性を持つことだ。

日常の瞬間を味わうために意識的に立ち止まることで、一見平凡なことでも常に追われている感覚を和らげ、暮らしに健康的なバランスを取り戻すことができる。

ペースを落として今を本当に楽しむための方法をいくつか紹介する。

・マインドフルネスの「マイクロモーメント」を実践する

リセットするために必ずしも瞑想を1時間する必要はない。 60秒間立ち止まって呼吸に意識を集中したり、周囲に目を向けたり、手にしているコーヒーカップの温かさを感じたりしてみる。 このように短い休憩を意識的に設けることで主体的に1日を過ごすことができる。

・五感を働かせる

食事をしているとき、あるいは外を歩いているときに、見たり聞いたりするものや手触り、匂いなど周囲に意識を向ける。感覚を研ぎ澄ますことで意識が今にしっかり向かい、先を急ぎたい衝動が抑えられる。

・小さな成功を祝う

1日の終わりに小さな目標達成や喜びの瞬間を振り返る。生産的な意見交換や心の通う会話、あるいはご褒美の休憩などだ。こうした瞬間を認識することで、欠けているものよりも今あるものを大切にするようになる。

・意図的に調整時間を持つ

タスクや会議の間にストレッチをしたり、水を飲んだり、あるいは外に出たりするための5分間の「調整」を入れる。こうした短い休憩は「立て続け」にタスクに追われているような感覚に陥るのを防ぎ、次のタスクに落ち着いて効果的に取り組めるようになる。

意識的にペースを落として今現在に集中することで時間病を遠ざけ、時間に追われない生活が豊かなものであることにも気づく。

時間病は、過酷な競争で身動きが取れなくなっていると思い込ませる。だが、常に急ぐことをやめ、時間と戦うのではなく時間を味方につける方法を習得すると思いがけない方法で人生が開けてくる。

世の中の流れのスピードが遅くなることはないが、自分のペースを決めて、本当に大切なことのために余裕を持ち、最終的に自分の時間をコントロールできていると感じることはできる。

forbes.com 原文

翻訳=溝口慈子

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