それによると、クルマの運転が苦手だと感じている男性は、世代別に見ていくと20代が最も多く、年代が上がるにつれて低くなっている。一方、女性は30代が最も多く、高齢のほうが少なくなるものの、男性に比べて全体的に30ポイント近く高く、女性の方が苦手意識は強いことがわかる。


では、交通事故の経験者は、男性は年代が上がるにつれて増えるが、女性は40代がもっとも多いものの20代を除き世代間でそれほど大きな差はない。また、事故経験率は男性のほうが多いことがわかる。


では、どういったシチュエーションが苦手と感じるのか。天候でもっとも多かったのは、「雪道・凍結した道路」で61.1%、続いて「雪の日の運転」が57%、「豪雨や濃霧など視界不良」の56.4%と続いている。これらの状況は、クルマの運転が得意と感じている人でも嫌な状況だろう。

道路の構造で苦手なのは、「狭い道での対向車とのすれ違い」が29.4%、「環状交差点」が28.1%、「高速道路での合流」が27.7%と続いている。高速道路での合流は、首都高速のような加速区間が短いところだと難しいかもしれない。

苦手な交通環境では、「混雑した都市部での運転」が33.6%でトップ。「狭い駐車場への駐車」が30.8%、「機械式パーキングへの入庫」が24.5%と続いている。都心の運転でどこかへ駐車するというのは、難易度が高いようだ。
