これらの外から持ち込む花粉は、じつは家庭内の花粉の4割ほどで、6割は外から勝手に入ってくるヤツだ。家の中の花粉の55パーセントは、窓を開けて換気したときに浸入し、床に落ちて溜まっている。だから、そこを歩くごとに花粉が舞い上がり、床に座れば途端にクシャミが出るというわけだ。こまめに床掃除ができればいいが、なかなか難しい。そこで花王は、花粉の時期の上手な換気方法を指南している。

まず、窓を開けるときは10センチメートルほどにすること。また、網戸やカーテンを閉めることが重要だ。窓を全開にした場合の花粉浸入率を見ると、全開時を100パーセントとすると、網戸を閉めれば約27パーセント減少し、レースのカーテンを閉めれば約50パーセント減少する。カーテンに花粉が付着することもあるので、静電気防止スプレーをしておくとよいとのことだ。

花粉症は、アレルゲンが似ているほかのアレルギーを誘発することがある。だから、花粉などのアレルゲンはできるかぎり体に入れないことが重要だ。薬を飲んで症状が治まったとしても、こうした花粉を減らす対策は続けたい。
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