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欧州

2025.01.12 11:00

ウクライナ軍、「二連装散弾銃ドローン」でロシアのドローンを狩り始める

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2年ほど前、米ワイオミング州の上院でドローンの飛行規制に関する法案が審議された際、チャールズ・スコット上院議員が「ドローンを撃ち落とすのに適した合法的な武器は散弾銃かもしれない」と発言したのはもっともだった。
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実際、彼の考えは間違っていなかった。ウクライナ軍でもロシア軍でも、歩兵小隊は散弾銃を少なくとも1丁携行して戦闘に臨むことが多くなっている。軍支給の散弾銃が不足すると、自国の支援者に寄付を懇願する部隊もある。昨年春、憔悴したあるロシア兵は「ポンプ連射式散弾銃のご支援をお願いします」とビデオメッセージで訴えている。「どんなボロでもかまいません」
ドローンに付け回される歩兵にとって、問題は距離の近さだ。散弾銃で十分に武装していたとしても、向かってくるドローンを見つけてから、狙いを定めて撃ち落とすまでには、ほんの数秒しかないかもしれない。ウクライナ軍は散弾銃を2丁取り付けたドローンを飛ばすことで、ロシア軍のドローンを、地上の兵士に危険をもたらすかなり前の時点で、空中で狩ることができる。

forbes.com 原文

翻訳・編集=江戸伸禎

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