フレームワークを共有する
「Lead in 3D」は、個人が活用するアプローチにとどまらない。このフレームワークは共有可能だ。直属の部下を導く、チーム内の方向性を一致させる、共通の目的意識を持つよう促す、といったことに活用できるだろう。メンバーのひとりひとりが、個人的な充実感を得て、なおかつ共通の目標を前進させるために、自身の持てる力を投じる。そんなチームがあったら、どれだけの力を発揮するかを想像してみてほしい。目的意識には、個人のモチベーションをかきたてるだけでなく、周囲の人にも広まっていく性質があるのだ。
四半期ごとのアラインメント・プランニングが重要な理由
四半期ごとのアラインメント・プランニングを行うと、3カ月という管理しやすい時間枠の中で、熟考や再調整、軌道修正を行う機会が得られる。Lead in 3Dフレームワークを採用すれば、リーダーは、持続可能な成功の舞台を設定できるはずだ。率いるのが少人数のチームであれ、組織全体であれ、このアプローチは、目標の設定や優先事項の決定にまつわる煩雑さを軽減してくれる。これにより、真に重要な事柄に集中することが可能になるはずだ。
3次元視点の目標設定は、高い成果を出しているリーダーに、さらなる明確さと目的意識を授け、リーダーが現代における複雑な役割を果たすための方法を示してくれる。自らの時間やエネルギーの投入先を意識し、3つの次元それぞれの目標を明確にし、自身の取り組みの方向性を一致させることで、自分自身、チーム、そして世界にとって、最も意義ある成果を上げられるはずだ。
目的意識に満ちたリーダーシップといっても、やるべきことが多すぎて圧倒されるようなものである必要はない。適切なフレームワークを用いれば、実行可能かつ持続的で、非常に大きな価値をもたらすものになるはずだ。
まずは、始まったばかりの今の四半期に、ステップ1を試してみよう。影響領域を洗い出し、3次元の座標軸を導入して、優先すべき事柄を設定しよう。もしこのプロセスのガイド役としてテンプレートが必要なら、こちらから無料でダウンロードできる。
自分でも驚くほどの成果が生まれるし、周囲の人たちも触発されるはずだ。
(forbes.com 原文)