メタの寄付を最初に報じた米紙ウォール・ストリート・ジャーナルによると、メタ側は先月のトランプとの会談に先駆けて、就任式の基金に寄付する意向をトランプ側に伝えていたという。
メタは寄付を行ったことを同紙に認めたが、寄付を決めた理由について詳細は明らかにしなかった。
同紙は記事の中で、公になっている記録からメタは2017年のトランプの就任時と2021年のバイデン大統領の就任時に寄付をしていないとも指摘した。
連邦選挙委員会によると、企業が就任式の実行委員会に寄付をすることは認められており、限度額は設けられていない。
ニューヨーク・タイムズは以前、トランプの就任式の実行委員会が、100万ドルを寄付するか200万ドル(約3億円)の寄付を集めた人に就任関連のイベントのチケットを提供していると報じた。
タイムズの記事には、100万ドル以上寄付した人には来年1月17〜20日に予定されている複数の就任式関連のイベントのチケットが6〜8枚贈られるとある。ここには1月20日の就任式に参列するためのチケット6枚が含まれる。また、寄付が多い人はトランプ政権の閣僚候補が参加する1月18日のレセプションや、J・D・ヴァンス次期副大統領夫妻との夕食会にも出席できる。その翌日にはトランプ夫妻と食事をする機会もある。ザッカーバーグやメタの経営幹部がこれらのイベントに出席するかどうかは不明だ。