攻撃はさらにエスカレートするに違いない。ニューヨーク・タイムズ紙によると、バイデン政権はウクライナが米国製ATACMS弾道ミサイルをクルスク州やその周辺のロシア領内の目標に対して使用することを承認した。ATACMSは射程が最長のもので300kmあり、クラスター弾頭型は子弾を最大950個内蔵する。
ウクライナのボロディミル・ゼレンスキー大統領は「結果はミサイルがみずから示すことになる」と述べている。
I am deeply grateful to all our partners who support us with air defense systems and missiles. This is a truly global effort. Every time Russia carries out such attacks, it underscores how critical it is that partners don’t leave systems like Patriot and others sitting idle in… pic.twitter.com/4VZu4JpzxG
— Volodymyr Zelenskyy / Володимир Зеленський (@ZelenskyyUa) November 17, 2024
ATACMSがどのくらいの損害を与えられるかは、クルスク州でのロシア軍と北朝鮮部隊の配置、ウクライナ軍に残っているATACMSの数量、そして、来年1月に米国でドナルド・トランプ次期大統領が就任するまでに、バイデン政権がウクライナに新たに供与するATACMSの数量しだいだ。
トランプはウクライナへの米国の援助を縮小、さらには打ち切る可能性がある。トランプのもとで米国がウクライナから離れ、ロシアに近づくことになれば、ロシア軍がこれまで懲りずに繰り返してきたこと、つまり、野外に多数の兵士を集結させてはロケット弾攻撃で大損害を出すことも終わるかもしれない。
(forbes.com 原文)