味方のドローン(無人機)が上空から見守るなか、先導するブラッドレーのペアは発煙弾で煙幕を張り、25mm機関砲で射撃したり、ときに停車してTOW対戦車ミサイルを発射したりしながら前進していった。エイブラムスが後ろに続き、迅速な強襲に重みも与えた。
⚡️Full video of the work from the copter, the 🇺🇸American IFV M2A2 ODS-SA Bradley and the Abrams tank in service with the 🇺🇦47th Separate Mechanized Brigade in the Kursk Region. pic.twitter.com/thoZinOTuR
— 🪖MilitaryNewsUA🇺🇦 (@front_ukrainian) November 1, 2024
Mechanized assault consisting out of two M2A2 Bradley IFVs and one M1A1 Abrams tank of the 🇺🇦47th Mechanised Brigade in the Kursk Region.
— Cloooud |🇺🇦 (@GloOouD) November 2, 2024
The video was provided by our friend Commander of Bradley Oleksandr "Kach"https://t.co/LB8SsOV0rW pic.twitter.com/CbGLmGMoO4
ノービプーチはウクライナ東部ドネツク州でのロシア軍の攻勢で焦点になっている都市、クラホベから400kmも離れている。ロシアがウクライナに対する戦争を拡大して2年8カ月半たつなか、ロシア側の国境地帯の小村で第47機械化旅団がたいした意味のない小戦闘に勝利する一方、クラホベの南10kmほどのイルリンカ村では、疲弊したウクライナ空挺強襲軍第79独立空挺強襲旅団がかろうじて防御線を保持している。
イルリンカが陥落すればクラホベも陥落する可能性が高い。クラホベが陥落すれば、ロシア側はウクライナ軍の6個旅団を突出部に押し込めるだろう。突出部、ウクライナのジャーナリストであるスタニスラフ・アセーエフの言葉を借りれば「袋」に囲い込むのは古典的な戦術であり、ロシア軍はここ数カ月、ウクライナ軍にこの戦術を駆使して大きな効果をあげてきた。
アセーエフはこう説明している。「ロシア軍は引き続き『袋』戦術を首尾よく用いている。この戦術は、われわれの陣地に3面から回り込み、退却のための細い『口』だけ残しておくというものだ。この形になると、戦闘態勢にある部隊でさえ、包囲されるのではないかとパニックを起こしてしまうことが多く、それは部隊の撤退につながる」
ウクライナ側はドネツク州中西部のクラホベ一帯を失えば、その北30km弱に位置する要塞都市ポクロウシクで決死の抵抗を余儀なくされるかもしれない。そして、ポクロウシクを失陥すれば、ウクライナ東部の防御線全体が瓦解していくおそれがある。