欧州

2024.10.27 09:00

ウクライナ精鋭旅団、クルスク州で捕虜処刑のロ軍部隊を死地送りに 北朝鮮部隊も待ち構える

これらの攻撃の結果、ロシアの海軍歩兵らによるウクライナのドローン操縦殺害から2週間後、ゼリョーヌイ・シュリャフを貫く幹線道路に「数千万ドル相当の破壊されたロシア軍装備の墓場」(ヘラシチェンコ)ができた。アナリストらはこの集落内やその周辺で、ロシア軍の装甲トラックや装甲兵員輸送車、戦車少なくとも計17両が破壊されているのを画像で確認している。

ウクライナ側はこれまでのところ、一連の反撃で装甲車両は失っていないようだが、だからといって人員を損耗していないわけではない。20日、第36海兵旅団の海兵隊員9人は負傷者を後送中、ゼリョーヌイ・シュリャフのすぐ西でロシア軍部隊に包囲されて窮地に陥り、友軍に対して自分たちのいる陣地への砲兵射撃を要請せざるを得なくなった。

エストニアのアナリスト、ウォー・トランスレーティッド(@wartranslated)は「奇跡的にも、9人全員が生き延び、脱出を果たし、さらに負傷者を運び出すこともできた」と伝えている
第155海軍歩兵旅団は自らの戦争犯罪に対する罰として、復讐心をたぎらせるウクライナ軍部隊によって壊滅されつつある。ただ、同旅団をはじめ、クルスク州で困難に直面しているロシア軍部隊には援軍が来ている。総勢数千人ともみられる北朝鮮軍部隊のうち、第1陣がクルスク州に到着したと報じられている。
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ロシア軍、捕虜にしたウクライナのドローン操縦士9人を処刑

forbes.com 原文

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