「PS5 Pro」ついに発表、価格は仰天の12万円 命運を握るのはGTA6?

PlayStation 5 Pro (c)Sony Interactive Entertainment

ソニー・インタラクティブエンタテインメントは日本時間の11日未明、PlayStation 5の高性能版となる「PlayStation 5 Pro」を11月7日に発売すると発表した。技術面で最も注目すべきなのは、多くのゲームで用意されている「パフォーマンス」モードと「高画質」モードの差が縮まり、高画質かつ高いフレームレートでプレイできるようになる点だろう。

しかし最も話題を呼んだのは、その価格だ。事前の予想では500~600ドルの間になるとみられていたが、実際にはそれを上回る699.99ドル(日本では税込11万9980円)という驚きの価格となった。

昨年発売された新型PS5(通称「PS5 Slim」)は、ディスクドライブ付きモデルが499.99ドル、ドライブなしモデルが449.99ドル(日本ではそれぞれ6万6980円と5万9980円)だった。PS5 Proは標準でディスクドライブを搭載しないが、それでもPS5 Slimのドライブなしモデルより250ドル高い。ドライブがほしい場合は、すでに販売されている別売りディスクドライブを追加購入する必要がある。

前モデルをすでに数百ドルで購入しているプレイヤーにとっては大きな負担だが、旧機種を下取りに出せば、そのコストはいくらか埋め合わせられる。この衝撃的な価格を発表する前に、ソニーは現行PS5との主な違いを「ビッグスリー」と呼び、以下のように説明した。

GPUのアップグレード:GPUのサイズは67%大きくなり、レンダリング性能は45%向上。『Horizon Forbidden West』のようなゲームでは特に効果が大きく、ライティングやビジュアルエフェクトに加え、キャラクターの髪や肌の表現が改善される。

進化したレイトレーシング:光線投射の計算速度は現行のPS5と比べ2倍、ときには3倍になる。『グランツーリスモ7』では、60FPSのフレームレートを維持しつつも、車の間に反射効果を加えることができるようになるという。また、『ホグワーツ・レガシー』では反射と影の投影が改善される。同作は、今回の発表で言及された数少ない非ソニー独占タイトルの一つだ。

AIによる解像感向上:「PSSR」と呼ばれるシステムにより、映像のディテールを大幅に向上する。
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翻訳・編集=遠藤宗生

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