だが『グランツーリスモ7』での車体の反射表現や『ホグワーツ・レガシー』でのキャラクターの影改善に700ドルを出せるかと言われると、ほとんどの人にとってそれは無理だろう。とはいえ、PS4 ProもPS4のプレイヤーベースに占める割合は小さかったので、こうしたProモデルが万人向けに開発されているわけではないことは明らかだ。
PS5 Proの運命を大きく左右し得るのは、2025年に発売予定の『Grand Theft Auto VI』(GTA6)だ。同作はまずはゲーム機のみに向けて販売される予定で、PC版の発売はかなり先のことになる。マイクロソフトがこれからXboxの高性能版を急いで投入しない限り、PS5 Proは同作をプレイできる最も強力なハードになるのだ。ゲーム史上最大級のタイトルを「最大限に」体験できるハードであれば、高額を支払うことをいとわない人も多いかもしれない。たとえそれが700ドルだとしてもだ。PS5 Proの行方がどうなるか、様子を見たい。
(forbes.com 原文)