政治

2024.08.30 12:00

米大統領選で注目のテイラー・スウィフト、「政治的発言」の歴史

Photo by Gareth Cattermole/TAS24/Getty Images for TAS Rights Management

スウィフトは2020年のドキュメンタリー映画『ミス・アメリカーナ』の中で、政治的主張を控えてきた理由を、「素敵な女の子は、自分の意見を他人に押し付けたりしないものだ」と考えていたからだと語った。彼女はまた、2003年に女性3人組カントリーグループのディクシー・チックスのメンバーが、ジョージ・W・ブッシュ元大統領がイラク侵攻を決めたことを受けて「(大統領が自分と同じく)テキサス出身であることが恥ずかしい」と公演で発言したことで、大規模な不買運動に直面したことが、自身のポリシーに強く影響したことを認めていた。
スウィフトは、2018年10月8日のインスタグラムの投稿で、テネシー州の中間選挙への投票を呼びかけた際に、「以前は政治的意見を公にすることに躊躇していた」と認めたが、2016年以降に起こったことによってその姿勢を改めたと語っていた。
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『ミス・アメリカーナ』には、彼女がその決断を行った舞台裏が描かれている。スウィフトは2018年に父親やチームのメンバーたちと長年の政治的沈黙を破り、民主党のブレデセン候補を支持するかどうかで議論した際に、「この判断は正しいと知っているし、私たちは歴史の正しい側に立たなければならない」と語っていた。彼女は、最終的に敗北することになったブレデセンを支持する声明を出す前に、「人種差別主義者を当選させるなと主張して悪い評判が立つなら、それでもかまわない」と広報担当者に伝えていた。

フォーブスは、昨年末にエラスツアーの成功によってビリオネアとなったスウィフトの保有資産が、28日時点で約13億ドル(約1880億円)に達したと推定している。これにより、彼女は世界で2349番目に裕福な人物と推定される。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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