政治

2024.08.30 12:00

米大統領選で注目のテイラー・スウィフト、「政治的発言」の歴史

Photo by Gareth Cattermole/TAS24/Getty Images for TAS Rights Management

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米人気歌手のテイラー・スウィフトが米大統領選の行方に与える影響について注目が高まっている。彼女は、これまでのキャリアの大半で政治的発言を控えていたが、2020年の大統領選では、民主党の候補者だったバイデン大統領を支持していた。

彼女のファンの多くは、今年11月の大統領選でスウィフトが誰を支持するのか注目しており、中には「カマラ・ハリスを応援するスウィフティーズ(Swifties for Kamala)」という非公式のグループを作ったファンもいる。しかし、スウィフト本人はこれまでのところ沈黙を守っている。

彼女は近年、トランプ前大統領を批判し、彼の再選への反対を表明してきたが、今年の選挙戦で自身の立場を表明するかどうかについては明らかにしていない。

2006年に自身の名前を冠したデビューアルバム『テイラー・スウィフト』をリリースした彼女が初めて政治的立場を表明したのは2018年の中間選挙のときのことだった。その当時、インスタグラムの投稿で、テネシー州で投票をすることを明かした彼女は、民主党の上院議員候補のフィル・ブレデセンを支持すると表明し、18歳になったばかりの若いファンに有権者登録を呼びかけた。

しかし、この選挙では共和党候補のマーシャ・ブラックバーンが、11ポイント足らずの僅差で勝利していた。

その2年後、2020年の大統領選でスウィフトは、民主党の大統領候補であるバイデンと副大統領候補のハリスへの支持を表明し、その理由を、米国には、有色人種や女性の権利が守られるべきだという認識を持ち、性的マイノリティが受け入れられるべきだと考えるリーダーが必要だからだと米誌Vマガジンのインタビューで述べていた。
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編集=上田裕資

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