宇宙

2024.06.20 16:45

真っ白なジグソーパズルの究極版 宇宙飛行士試験でも利用

プレスリリースより

ジグソーパズルのマニアが最後に行き着くのが、模様のない真っ白なジグソーパズル。手がかりはピースの形だけなので、めちゃくちゃ難しい。その超ムズパズルの1000ピース版が登場した。

ジグソーパズルやカードゲームの開発販売を行うやのまんは、宇宙飛行士の選抜試験にも使われたとされる真っ白な無地のジグソーパズル「宇宙パズル」を2012年から発売して、これまでに累計24万個を売り上げている。最初は99ピースだったが、「ハイパー宇宙パズル」(204ピース)、「グレート宇宙パズル」(300ピース)と拡大していった。そして、9年ぶりとなる新作「アルティメット宇宙パズル」は1000ピースと一気に多くなった。

真っ白なジグソーパズルが宇宙飛行士の選抜試験に使われたという「噂」は日米にあり、アメリカの宇宙飛行士ロバート・フロスト氏はQuoraの質問に答えて、訓練のカリキュラムにはなく自身は見たことがないが、初期の選抜試験において、受験者の忍耐力、集中力、パターン認識力などを測る目的で使われた可能性があると指摘している。

だが、日本人宇宙飛行士の山崎直子氏は、沖縄科学技術大学院大学における2014年の講演で、実際に真っ白なパズルを3時間で完成させる課題があったと明言している。山崎氏によれば、それは問題解決の手段を見るためのテストだったとのこと。何ピースだったかは明らかでないが、山崎氏は外枠をつなげただけで完成はできなかったそうだ。

やのまんは「完成までは多くの"挫折"と"苦難"を乗り越える必要に迫られ、たとえそれが達成出来なくても、未だかつて感じたことがない"絶望"を味わうことが出来ます」と話している。

「コンパクトピースパズル アルティメット宇宙パズル」概要
サイズ:26×38センチメートル
ピース数:1000
難易度:5(1人で30時間以上かかる)
価格:1980円(税込)
2024年7月発売予定

プレスリリース

文 = 金井哲夫

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