食&酒

2024.06.02 10:00

「ハワイ産コーヒー」を名乗るための基準が厳格化 現行の10%から51%に

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ニコール・ローエン下院議員は、一部しかジョージア産ではない「ジョージア産の桃」の箱や、アイダホ産ではないものが混じっている「アイダホ産のジャガイモ」の袋というものは販売されていないと例を挙げて語った。
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基準が10%から51%に引き上げられることによって、ハワイ産ブランドとして販売されているコーヒーの品質は向上する可能性があるものの、それが店頭価格にどのような影響を与えることになるかは、まだ不明だ。

現在、ハワイ産コーヒーを最も手頃な価格で購入する方法は、ブレンドされているコーヒー豆のパッケージを買うことだ。

例えば、コナ・コーヒー100%のコーヒー豆は、4オンス(約113g)入りの袋が17.99ドル(約2800円)で販売されている。一方、コナ・コーヒーが10%含まれている「コナ・ブレンド」として販売されているコーヒー豆は、7オンス(約200g)入りの袋が9.49ドル(約1500円)で買える。
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コナ・コーヒーが10%(以上)含まれている「コナ・ブレンド」の缶コーヒー

コナ・コーヒーが10%(以上)含まれている「コナ・ブレンド」の缶コーヒー(Shutterstock.com)

この法案による変更に反対している人の中には、手頃なブレンドの価格が上昇することで消費者の選択肢が減り、おそらくコーヒー生産者全体の売り上げも減るだろうという人がいる。

現在の法律でも、ブレンドに含まれているハワイ産コーヒーの量を明示することが義務づけられているため、騙される人はいないと、メネフネ・コーヒー社のナネキ・アストロノモは述べている。同社は100%コナ・コーヒーから30%のコナ・ブレンドまで、さまざまな商品を販売している。

この法案をさらに推し進めて、基準をさらに高い75%あるいは100%にまでしようとする試みは、支持を得られなかった。

この51%規定は、2027年7月1日に施行される。まだ数年先のことなので、その日がもっと近くならないと、価格設定にどのような影響が出るか、コーヒー生産者がどのような製品を提供することに決めるか、正確にはわからない。

しかし、10%のブレンドが販売されなくなることは確かだ。もし、コナ・コーヒー10%入りのブレンドがお好みなら、手に入るうちに買っておこう。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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