しかし、私はついに解決策を見つけたかもしれない。今、デロンギが新型の全自動コーヒーマシン「マグニフィカ イーヴォ」を試させてくれているところなのだ。接地面積はかなり小さくて、カウンターの上のキャビネットの下にもゆうゆうと収まる。そして文字通り、今までカウンターの上に置かれていたコーヒーに関連する、ありとあらゆるものの代りを果たすだけでなく、以前よりコンパクトで見栄えもよい。実際、夕食を調理する場所が明らかに増えた。
実にすばらしいのは、上部に備わる飲物のイラスト(アイコン)付きボタンだ。エスプレッソが描かれたボタンを押すだけで、すぐに1杯分のエスプレッソができ上がる。コーヒー豆を挽くところから始めることもできるし、すでに挽いてあるコーヒー粉を自分で小さなポケットに入れてもいい。どちらのやり方でも、すばやく作動して熱々のおいしいエスプレッソを淹れてくれる。
コーヒー豆を挽くときには少々うるさいかもしれないが、挽き具合を13段階に調整可能な臼状のグラインダーが内蔵されているので、他のコーヒーマシンより音が大きいわけではない。妻が1階へ降りてきたら、彼女のためにコーヒーを1杯淹れる。濃さの設定もできるし「×2」ボタンを押せばエスプレッソが2杯分抽出される。私の場合はいつもそうしている。
実際には7種類の飲物のボタン(そのうち1つは給湯)から選べる。そのうちの多くはミルクと内蔵の泡立て器を使う。正直なところ、私たちは牛乳を飲まないので、この記事を書くためにも泡立て器を使ってみたわけではなかった。しかし、それがきちんと機能することは間違いないだろう。私が活用している機能は、調整可能な抽出口を下げて、エスプレッソを淹れる時に表面により多くのクレマを作ることだ。