食&酒

2024.04.23 14:00

【レビュー】デロンギの新型コーヒーマシン「マグニフィカ イーヴォ」で変わる生活

それよりはるかにこのマシンの最も良い点は、いつでも卓越したコーヒーを淹れられること以外に、清掃が簡単なことだ。コーヒーの粉はカス受けのかごに溜まる。そしてコーヒーを8杯ほど飲んだら溜まったカスを捨てるように促される。私は家にあるバナナの鉢植えにコーヒーのカスを捨てる。よく育つための肥料になるからだ。毎日カウンターの上の余計な粉を掃除したり、エスプレッソのポルタフィルターをゴミ箱に叩きつけて空にしたり、コーヒーフィルターのバスケットでゴミ入れの内側を叩いたりするよりもずっといい。私はこのルーティーンを毎日数回行っていたのだが、とても面倒で無駄が多い。それも過去の話だ。デロンギはそれらの点でも救済になった。ちなみに、各部のパーツは取り外して洗えるので、お手入れは簡単だ。牛乳を入れておくミルクコンテナと、カップ受けの下に設置されているインナートレイには、食器洗い機も使用できる。

 お手入れも簡単 (DeLonghi)

お手入れも簡単 (DeLonghi)

このマシンには、私が気づいた好ましくない点が1つだけある。とはいえ、それがなぜそうなってしまうのかということは理解できる。マシンの電源を入れたり切ったりする度に、自動で内部の洗浄が行われ、3秒ほど抽出口からお湯が流れ落ちる。これはコーヒーのおいしさとマシン内部の清潔さを保つためだ。トレイがお湯を受け止めてくれるが、私は空のマグカップを抽出口の下に置いておき、お湯を溜めるようにしている。

私がテストしたマシンは、豆の挽き具合が細かすぎるというエラー表示が何度か点滅したことがあった。ビデオチャットで接続できる(とてもクールだ)デロンギのサポートセンターに電話すると、サポート係の担当者はこの問題を解決してくれた。

このマグニフィカ イーヴォ全自動コーヒーマシンの価格は800ドル(日本では税込価格16万8000円)。高いように聞こえるかもしれないが、これがあればすばらしくおいしいコーヒーとエスプレッソを、毎日簡単に淹れることができる。

forbes.com 原文

翻訳=日下部博一

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