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2024.05.14 18:30

M4搭載のiPad Proレビュー「仕事も遊びもこなす万能マシン」

M4 iPad Pro(Getty Images)

最初のiPad Proがデビューした9年前、アップルはこれをコンピュータの代替品として宣伝した。しかし、その当時の現実は程遠く、私はそのキャンペーンを揶揄する記事を書いた。しかし、近年ではiPad Proが本当にコンピュータを置き換えるほどの能力を持つようになった。これは、ソフトウェアの最適化と非常に強力なハードウェアの組み合わせによるものだ。

最新の2024年モデルのiPad Proでは、iPadとコンピュータの境界線がさらに曖昧になっている。コンピュータのOSが自由な大きさで複数のウィンドウを開けること以外に、このiPad Proにできないことはほとんどない。しかし、このiPad Proができることの中には、これまでのコンピュータでは夢にも見られなかったものが多い。

ハードウェア

新しいM4 iPad Proは、遠目には前モデルと似ているが、近くで見ると大きなアップグレードがいくつかある。まず、新しいモデルは薄くて軽く、13インチの大きいモデルは厚さ5.1mm、重さは1ポンド(約450グラム)未満だ。ディスプレイはOLED技術を採用しており、深い黒と鮮やかな赤を再現できる。また、反射防止マットコーティングのオプションも追加された。しかし、最大の変更点は「脳」とも言える新しいM4チップだ。このiPadは、M3の登場からわずか10カ月で最新のM4チップを搭載している。

M4は最先端のAppleシリコンであり、それがiPadでデビューするのは大きなニュースだ。しかし、モバイルOSを実行するiPadがこのチップの完全な潜在能力を引き出せるかどうかは不明だ。ほとんどのユーザーは、この新しいM4 iPadと以前のM2 iPadとの性能の差をあまり感じないかもしれない(なおM3 iPadは存在しない)。

iPad Proには、新しく再設計されたアクセサリーも追加されており、これらはますますマストバイなものになっている。新しいMagic Keyboardはよりスリムになり、金属製のパームレストが付いて装着するとMacBookのように見える。Apple Pencilは「Pro」の称号を獲得し、より多くの機能と触覚振動モーターが内蔵されている。iPadをこの新しいキーボードに取り付けると、本当にアップルのノートパソコンのように見える。

ソフトウェア

Final Cut Pro、Logic Pro、Procreateなどの広く使われているクリエイティブアプリに関連するいくつかの新しいソフトウェア機能があるが、これらのほとんどは、新しいApple Pencil Proや、このiPadのM4、新たに導入されたiPad AirのM2シリコンなど、デバイスの新しいハードウェアに依存している。
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翻訳=酒匂寛

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