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2024.03.28 08:30

AIの台頭で変化する、企業がフリーランサーに求める技能

Getty Images

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新しいテクノロジーが受け入れられ、利用が進むにつれて、企業がフリーランサーに求める技能も変化し続けている。

最新の事例は人工知能(AI)だ。企業幹部はAIに関連した専門知識や技能、サービスを自社で存分に活用したいと考えている。

このトレンドは拡大しており、履歴書サービスやリクルーター、雇用主とフリーランサーを仲介する企業なども注目している。

これまでにない業務が誕生

履歴書作成サービス企業Beem Jobs(ビーム・ジョブス)の共同創業者スティーブン・グリートは「AIが日常業務プロセスに統合されたことに直接起因して、10年前には存在しなかった業務が生まれている」と述べた。

「例を挙げると、AI倫理担当者や人間とAIのインタラクションデザイナーの業務を担えるフリーランサーへの需要が急増している。こうした職務を果たすには、テクノロジーと人間の行動に関する深い知識が必要だ。つまり、問題解決に向けたアプローチが、より多分野にまたがる方向にシフトしていることを示している」とグリートは指摘する。

最も需要が高い技能

フリーランス向けプラットフォーム「Upwork(アップワーク)」のフリーランサー採用動向に関する発表によると、機械学習やデータ視覚化、データ抽出、エンジニアリングといったAI関連技能10種に対する企業からの需要は、2023年第4四半期に前年同期比70%増加した。

このうち、新しいパターンやトレンドをもとにコンテンツを作成する技術であるジェネレーティブAIモデリングは、2022年時点では技能者を求める企業の要望はあったものの、Upworkのプラットフォーム上ではまだカテゴリーすら存在しなかった。しかし、翌23年にカテゴリーが新設されると、データ科学分析の分野で最も急成長した技能となった。
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翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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