日常業務の自動化
AI技能(データ科学と機械学習)の人気が非常に高いのは、AIによって日常業務を自動化し、大量のデータセットを分析し、未来を予測する知見を得ることができるからだ。こうした技能を持つフリーランサーを雇うことで、企業は十分な情報に基づいて事業上の決断を下したり、特定業務を自動化したりできるようになると、採用プラットフォーム「Enjoy Mondays(エンジョイ・マンデイズ)」の創業者トラヴィス・リンデモンは説明した。AI技能がフリーランサーの強みに
AIのメリットを享受できるのは、企業側だけではない。企業に採用されるフリーランサーもまた然りだ。就職マッチングサービスのTalentGenius(タレントジーニアス)のマルコム・フランク最高経営責任者(CEO)は「ウェブデザインからソフトウエア開発、データコンサルティングまで、業務を請け負うフリーランサーがAIツールを使って成果物を納品することが急速に一般化している」と述べた。
「同じく興味深いのは、AIがフリーランサーに主力技能を持つメリットを提供している点だ。個人は、企業よりもずっと迅速にAIという強力なツールを取り入れ、生かせる立場にある。そのためフリーランサーは、企業内の人間と比べて、速やかに行動を起こし、短時間でより多くの成果をあげることができる」とフランクは指摘する。
ウェブサイト作成企業Outbound(アウトバウンド)のアーロン・ホワイトCEOは、次のように述べている。「今日、企業幹部の多くがフリーランサーに対して、ワークフローにAIを取り入れることを期待している。その結果、かつては引っ張りだこだった技能が、いまや基礎的な要件となっている。こうした変化により、企業は次の3点をいっそう重視するようになった。それは、解釈力、問題解決力、納品スピードだ」
(forbes.com 原文)