WindowsにおいてChromeは独占的な存在だ。先にWindows版Chromeは、デフォルト検索エンジンをグーグルからBingに切り替えるよう勧めるマイクロソフトの
ポップアップに関する話題でメディアをにぎわした。ポップアップがまるでマルウェアのようだと指摘するコメントもあり、Windows OSの通知のように見せる狡猾なマーケティングの策略を多くの人々が批判した。
そんな中、Windows Reportは「Chromeのセキュリティは、Windows Helloがデフォルトの認証方式になることで強化される。この変更によって、あなたのパスワードと支払い情報はより安全になる」と報じている。
この機能はChromeにとって新しいものではなく、WIndows Helloがデフォルトで必須になることが変更点だ。「新しいダイアログには他の認証オプションは表示されていないため、ユーザーはWindows Helloの使用せざるを得ません。不正なユーザーは、あなたのPIN(暗証番号)を知っているか、生体認証の使用が必要になることもあり、歓迎される機能追加になります」と記事は書いている。
グーグルは、エンド・ツー・エンド暗号化やパスワードの強化、信頼されたデバイスの保証、さらには多要素認証をデフォルトにすることは歓迎すべき使命としている。こうした変化には、短期的ないらいらや不便さがつきものだが、実際には心から歓迎すべきだ。脆弱性の修正とセキュリティ強化のニュースが並行するのは、偶然でも珍しいことでもない。
そして、この記事を読み終わったら、急いでブラウザを更新してほしい。
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forbes.com 原文)