セキュアなメッセージングが大流行りだ。これまでになく、デフォルトでエンド・ツー・エンドの暗号化が施されたプラットフォームの選択肢が私たちの手の中にある。これまで私たちは、WhatsAppやSignal(シグナル)、iMessage(アップルによる閉鎖環境内だが)に慣れ親しんできたが、最近ではFacebook Messenger(やGoogleメッセージもその仲間入りを果たした。
しかし、そのセキュリティにも常に1つの抜け穴があった。それは「スクリーンショット」だ。消滅するメッセージそのもののスクリーンショットはありがたいことに無効化されているが、1対1またはグループチャットで共有される投稿や通常のメディアがこっそり保存されるのを防ぐものは何もない。
この脆弱性は、プロフィール写真にもおよぶが、非常に明白な理由から重大な問題となる。アカウントが、私達が頻繁に変更することのないプロフィール写真とすぐに関連づけられてしまうからだ。なりすましアカウントでよくあるのが、標的になりすますためにプロフィール写真をコピーすることだ。
そして、WhatsAppはこの脆弱性に終止符を打とうとしている。プロフィール写真のスクリーンショットをブロックするアップデートをリリースしたのだ。これはすでに展開中だ。これが迅速に展開されるのは驚くに値しない。セキュアなメッセンジャーでメディアのスクリーンショットをブロックすることは、メタCEOのマーク・ザッカーバーグ自身が推進してきたアップデートだからだ。
まもなくスクリーンショットを撮ろうとすると警告を目にすることになるだろう。