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2024.03.25 15:00

Win版Chromeに歓迎すべきアップデート、セキュリティ強化の機能追加

Getty Images

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10億人以上となるデスクトップ版のGoogle Chromeユーザーに対して「update now(今すぐ更新を)」の警告が出た。これは複数の深刻な問題を解決するためだが、それとは別に、世界で30億人といわれるWindowsユーザーに対して、Chromeの使い方を変えてしまうほどの大きなアップデートがある。

Chrome 123は、12件のセキュリティ問題を修正し、うち1つは「高リスク」とされるグーグルのJavaScriptエンジン「V8」のオブジェクトのライフサイクルに関わる問題だ。5件の中程度のリスクには、アップルのiPhoneのユーザーに影響するものが2つある。主要な修正のほとんどが、外部で特定された問題に関するものだ。いつもどおりグーグルは「バグの詳細やリンクは、大多数のユーザーが更新を完了するまで公開を制限する。他のプロジェクトが同様に依存しているサードパーティ製ライブラリの中にバグが存在し、まだ修正されていない場合にも制限を継続する」と述べている。

Window、MacおよびLinux向けの新しい安定バージョンはすでに公開されている。モバイルユーザーはいつもの方法でアップデートを確認する必要がある。iOS版のアップデートについては、1週間前に公開されているので今すぐインストールできる。

念のために言っておくと、どのプラットフォームでChromeを使っている場合でも、できるだけ早くアップデートを適用すべきだ。一度、脆弱性が公開され、修正されると、未修正のシステムが侵入される可能性は急速に高まる。

このアップデートは、グーグルがChromeの大きな変更を発表した数日後に公開された。「ハッカーの進化のペースに追いつき、デスクトップおよびiOSでChromeを使っているユーザー全員を保護するために、セーフブラウジング機能にリアルタイムのプライバシーに配慮したURL保護を導入します」とグーグルは述べている。これは以前、私がレポートしたAndroidのセーフブラウジングに関するアップデートとも一致している。
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翻訳=高橋信夫

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