2024年シーズン開幕戦では、史上初のNWSLクラブ専用スタジアムでホームゲームを戦ったカンザスシティ・カレントがリーグの歴史に名を刻んだ。AP通信によれば、1万1000人収容のCPKCスタジアムの建設費用は1億2000万ドル(約179億円)で、ほぼ全額がオーナーグループの私財で賄われた。
なお、フォーブスの資産評価では、現在NWSLに所属する14チーム中4チームに億万長者のオーナーがいる。ベイFCは、少数株主に推定純資産額22億ドル(約3279億円)のシェリル・サンドバーグを擁する。シカゴ・レッドスターズは昨年、米オンライン証券大手TDアメリトレードの創業一族で資産総額38億ドル(約5663億円)とされるリケッツ一族のローラ・リケッツ率いる投資グループによって買収された。
サンディエゴ・ウェーブFCを2021年に創設したバークルの資産額は29億ドル(約4321億円)。ユタ・ロイヤルズFCは、米資産運用大手ブラックストーンの戦術機会部門責任者で資産額31億ドル(約4619億円)のデービッド・ブリッツァーと、エクスペリエンスマネジメント(XM)プラットフォーム事業のクアルトリクス創業者で資産額22億ドル(約3278億円)のライアン・スミスが所有している。
(forbes.com 原文)