映画

2024.03.17

ピアース・ブロスナン、イエローストーン禁止区域で記念写真 罰金など22万円

俳優ピアース・ブロスナン。2023年6月26日、米ロサンゼルスで開催されたネットフリックスの映画『The Out-Laws(邦題:ギリ義理ファミリー)』の試写会にて(Gilbert Flores/Variety via Getty Images)

映画「007」シリーズのジェームズ・ボンド役で知られる俳優で映画プロデューサーのピアース・ブロスナン(70)が14日、米イエローストーン国立公園の立ち入り禁止区域に侵入した罪を認め、罰金など1500ドル(約22万円)の支払いを命じられた。

訴状によると、アイルランド出身のブロスナンは昨年、イエローストーン国立公園内の温泉地帯マンモス・ホットスプリングスの石灰棚の上に立っている写真をインスタグラムに投稿した。

公園北部に位置するマンモス・ホットスプリングスには、間欠泉など熱水が噴出する危険があることを観光客に警告する標識が設置されている。

この違反で、ブロスナンは罰金500ドル(約7万4000円)を科されたほか、国立公園基金イエローストーン・フォーエバー・ジオロジカル・ファンドへの社会奉仕費用1000ドル(約14万8000円)の寄付、裁判費用30ドル(約4400円)と特別負担金10ドル(約1500円)の支払いを命じられた。

検察は2年間の保護観察処分と最高額の罰金5000ドル(約74万円)を求刑していたが、報道によると連邦治安判事は一部罪状を棄却した。

イエローストーン国立公園のウェブサイトによれば、公園内での自然現象による死傷事故の原因は温泉が最も多く、これまで温泉に転落したり熱傷を負ったりして20人以上が死亡している。

米紙ニューヨーク・タイムズによると、ブロスナンは現在リチャード・グレイ監督の映画『The Unholy Trinity』の撮影に臨んでおり、モンタナ州のイエローストーン牧場がロケ地に含まれているという。

forbes.com 原文

翻訳・編集=荻原藤緒

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