宇宙

2024.02.19

小さな満月「スノームーン」が昇り、金星と火星が出会う 今週の夜空

Getty Images

今週の星空観賞におけるハイライトは何といっても、今年最も小さな満月である「スノームーン」だ。しかし実際には、24日土曜日の夕暮れ時に東の空に昇り、まだ大きく見える。

また今週は、23日金曜日の明け方には、火星と金星が大接近するという興味深い天体イベントもある。

2月20日火曜日:ふたご座の中の月

この日の夕方、日が沈んだ後に東の空を見ると、輝面比85%の満ちていく月が、ふたご座の中に見える。この星座には、明るい恒星であるポルックスと双子のもう1人であるカストルがいる。ポルックスとカストルは、太陽系からそれぞれ34光年と51光年離れており、夜空で18番目と25番目に明るい恒星だ。

2月23日金曜日:金星と火星

2つの大きくて明るい惑星が接近すいる光景ほど美しいものは多くない。残念ながら、当日の早朝はそうではなく、明るい金星が非常に暗い火星の隣に現れる。ただし、両者は非常に近く1度未満まで近づく。この日の前後数日間、双眼鏡なら同一視野内で見ることができる。東南東の開けた場所で地平線の近くを探そう。明るい金星は肉眼で簡単に見つかるので、それを頼りに火星を探せば右下にある。

2月24日土曜日:「スノームーン」とレグルス

2024年で2度目、北半球の冬では3度目の満月となる「スノームーン」は「ハングリームーン」(空腹の月)や「ストームムーン」(嵐の月)とも呼ばれ、2024年で地球から最も遠い位置に来るため、満月としては最も小さい。「スーパームーン」の反対だ。

この日、スノームーンはしし座で最も明るい恒星であるレグルスと接近する。ししの胸にあたるこの星は、地球から77光年の位置にあり、夜空で23番目に明るい恒星だ。

星空観賞に最適な時期とは

天体観測は1年中いつでもできるが、晴れた空が必要だ。光害を避けることも有効だが、月の満ち欠けはもっと重要だ。最も避けるべきなのが、夜空を白ませる満月であり、満月の前の週も星空観賞には向かない。

最適な時期は、下弦の月から新月までの間であり、真夜中になるまで月の光がまったくない。空が晴れていて月がなければ、夏には何千という星々から天の川、そして小惑星、人工衛星にいたるまで、肉眼で見ることができる。空を見上げる時間のある人なら誰でも鑑賞可能だ。

カレンダーに印をつけよう:惑星の大接近

今週の金星と火星の接近は見るのが少々難しいが、2024年にはもっと見やすい惑星の接近がある。

・4月21日:木星と天王星が大接近
・7月15~16日:火星と天王星が大接近
・8月15日:火星と木星が大接近

forbes.com 原文

翻訳=高橋信夫

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