AI

2024.02.01 12:30

グーグルとHugging Faceが提携、生成AIの開発と「オープンソース化」を加速

オープンソースAIの強力な基盤

ハンギングフェイスは、オープンソースとオープンモデルにコミットしたことにより、モデルやデータセット、推論エンドポイントをホスティングするプラットフォームとして急成長を遂げた。メタやマイクロソフト、ミストラルを含むほぼ全てのオープンモデルプロバイダーは、Hugging Face Hubでモデルを公開している。

グーグルは、パブリッククラウド・プラットフォーム限定で利用できる基盤モデルを提供している。同社は先月、トップクラスの性能を誇る大規模言語モデルのひとつであるGemini(ジェミニ)を発表した。ImagenやChirp、Codeyなどの他のモデルは、Vertex AIで公開されている。ハギングフェイスとGoogleクラウドの統合により、ユーザーはクラウドで生成AIアプリケーションの構築・デプロイをする上でグーグル独自のモデルとオープンモデルの利用を選択することが可能になる。

グーグルとハギングフェイスの提携によって、企業はオープンなモデルやテクノロジーを使って独自のAIを簡単に構築できるようになり、AIの民主化が促進されることが期待される。ハギングフェイスがオープンソースAIソフトウェアのハブとなる中、この提携によって同社のAI関連ソフトウェアのリポジトリ数は倍増することが予想される。

Vertex AIやGKEへのデプロイメントを含む新機能は、2024年前半にHugging Face Hubのユーザーに提供される予定だ。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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