AI

2024.01.05

画像処理が多いウェブ開発者が「AI導入」に積極的な理由

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AIは意見が分かれるテーマだ。現在は、人工知能(AI)とその新たな創造的な能力が、今後数カ月から数年にわたって私たち全員の働き方を変えると考える人が多い。一部の人々は、その潜在的な利益を受け入れることにまだ消極的だが(ジャーナリストや上位の意思決定者が特に懐疑的かもしれない)、データサイエンスの理論家たちは、たとえAIに反対する者であってもすぐにAI機能の潜在的な魅力を認めるようになると確信している。それは、AIが新しい自動ボットや知的アシスタントとしてアプリケーションに自然なかたちで組み込まれるようになるからだ。

AIを積極的に受け入れる準備ができているグループの中には、特に画像中心の作業を多く行なうウェブ開発者がいる。彼らは、オンラインアプリケーションで私たちの生活を助けるために、画像資産の分類、カテゴリー分け、操作、表示といった作業を行っている。

なぜウェブ画像は面倒なのか?

こうした作業に便利であるという理由を納得するには、なぜウェブ画像の扱いが面倒なのかを知る必要がある。実際のところ、高度な画像編集や、人間にとっての見やすさの向上、検索エンジン最適化(SEO)のための資産の最適化は、ウェブ開発チームが特にリソース不足を感じている部分なのだ。

画像・動画技術プラットフォーム企業Cloudinaryが実施した最近の独自調査によれば、ウェブ開発者の半数以上がAIツールを「とても」または「すばらしく」信頼できると回答し、その最大の利点として効率性と生産性の向上を挙げている。この調査では、ウェブ開発者の3分の2が、開発プロセスの効率化と、ワークフロー自動化などの要因を推進するために、生成AIツールを使用することに満足していることが示されている。

企業向けデジタル資産管理(DAM)のスペシャリストであるCloudinaryは、これを良いニュースだと考えている。同社の生成AI機能は、画像を大量に編集する方法を提供し、技術的および非技術的なユーザーが、最も価値のある資産をオンラインで展開し、市場に投入する準備を整えることを可能にしている。AIを労働者の自律性と生産性の促進手段として位置づけるCloudinaryは、新しい「Generative AI Upscale for Faces」(生成AIを用いた顔面アップスケール)機能を通じて、生成AIの威力の一例を示している。
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翻訳=酒匂寛

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