AI

2024.01.05 13:30

画像処理が多いウェブ開発者が「AI導入」に積極的な理由

Shutterstock.com

「顔」を中心に

顔のある画像は、注意を引き、信頼性を増す率が高いことがわかっている。このため顔はどんな画像においても最も重要な要素の1つだ。同様に、ユーザー生成コンテンツ(顧客がオンラインショッピングや購入サイトに投稿した商品やサービスの写真)は、他の顧客のコンバージョンを高めるために特に価値があるが、これらの資産を活用しようとする際に、必要な品質を確保することは、困難で時間のかかる作業となり得る。
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Cloudinaryの共同創設者で製品責任者のナダヴ・ソフェルマンは「生成AIは、開発者や非技術的なユーザーが、閲覧環境に関係なく、最適な資産を編集し、最適化し、提供するための簡単かつ迅速な解決策を提供しています」という。「AIイノベーションの実績に裏づけられた私たちの最先端ツールをお客様に提供することで、お客様はご自身の画像やビデオにおけるすべてのポテンシャルを解放できるだけでなく、より戦略的でインパクトのある作業に時間を再配分することが可能になります」

CloudinaryのGenerative AI Upscale for Facesは、高度な顔認識技術を使って人の顔を検出する。元の写真をトリミングしたり拡大したりする必要がある場合でも、顔が見えるように自動的に画像を最適化し、ピントを合わせる。この機能は、ブランド側がオリジナルの品質をコントロールできないUGCや他の資産を使用する際のリスクを軽減し、使い勝手を向上させる。

繰り返し可能な自動化ワークフロー

Cloudinaryは、企業向けデジタル資産管理プラットフォームCloudinary AssetsのStudio機能の次回のアップデートで、マーケターやクリエイティブにさらに多くの生成型AI機能を提供する。すでに生成塗りつぶし、置換、再カラー機能をコードなしで利用できているStudioユーザーは、生成レストア機能を使用して、一度に多くの低画質画像を自動的に改善し、最適化できるようになる。Studioユーザーはまた、これらの変換を適用して改良された資産を、異なるチャネルに展開するための繰り返し可能な自動化ワークフローを構築することもできるようになる。

これは生成AIの比較的狭い用途のように聞こえるかもしれないし、画像管理や操作を専門とするウェブ開発者を知っている人も多くはないだろう。しかし、インターネットを使用したことがある人なら誰でも、オンラインショッピングページを見たことがあるし、製品やサービスの画像を見て、縫い目の品質が十わかどうかとか、あの藤色は実際には趣味の悪い紫に見えるのではと思いを巡らせたことがあるはずだ。
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forbes.com 原文

翻訳=酒匂寛

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