働き方

2023.12.29 17:00

長期休暇を有効活用して「リセット」するための5つのヒント

3. 趣味を追求する

マラソン完走を目指してトレーニングしてみよう。書きたいと思っていた小説に着手しよう。思いついたテーマや、時間ができたら学ぶと決めていたことについて、講座を受けよう。

長期休暇中は、自由な時間を楽しむことが仕事だ。では、週40時間を関心のあることに費やすには、どうすればいいのだろうか。レッスンを受けたり、ライター志望者が集まるグループやランニングクラブに参加したりすれば、何をどうすればいいのかがわかり、続ける理由もできる。時間を浪費することも、どうやって始めたらいいのかわからず戸惑ったりすることもなくなるだろう。

4. いまの仕事とは全く違うことに挑戦する

ナレッジワーカー(知識労働者)なら、手を動かす作業を何かやってみよう(筆者がリクルートしてきたあるNPO団体幹部は、長期休暇中に、住宅の改築に挑戦していた。資金集めという通常の仕事とはまったく逆の、肉体労働だ)。スプレッドシートとにらめっこするのが仕事であれば、クリエイティブなことに挑戦してみよう。独りで仕事をすることが多いなら、ボランティアで何かを教えたり、資金集めに協力したり、人の前に立つ役割などをやってみよう。

長期休暇は、頭や体を、いつもとは違うかたちで使ってみるのに最適なチャンスだ。慣れ親しんだ環境から離れて、何かに挑戦することもできる。休暇後も継続できる趣味が見つかり、燃え尽きや疲労の予防に役立つかもしれない。

5. ウェルネスを最優先する

睡眠をもっととり、より定期的に運動し、より体にいい食事をとり、効果が広く認められている健康習慣を取り入れる必要があるが、どうしても仕事に邪魔されがち、という人が多い。だったら、長期休暇では生活改善を最優先にしてみよう。休暇が終わったあとも長く続けられる可能性がある、健康的な習慣を始めてみよう。

長期休暇に入ったら真っ先に、心身を癒せるウェルネス体験に参加するか、地元のスパで1日を過ごしてみよう。パーソナルトレーニングを申し込んだり、健康的なミールプランを定期購入したり、仲間をつくって励まし合うのもいいだろう。

本を買い込んで読書習慣を身に着けよう。フィットネス・トラッカーで健康の改善状態を確認し、毎週、あるいは目標達成時に、自分にご褒美をあげよう。長期休暇が終わる前に、もう一度ウェルネス体験に参加したり、スパで1日を過ごしたりするといいだろう。

アイデアを組み合わせて、刺激的な長期休暇を

予定を詰め込みすぎて、長期休暇なのに少しも休めなかった、ということだけは避けたい。専念すべきことがなかなか決まらない人は、これまで紹介してきたアイデアをあれこれ組み合わせて、毎週新しいことに挑戦したり、日替わりで違うことをやってみたりするのはいかがだろうか。

ウェルネスに取り組み、趣味に興じ、旅行にも出かけてみよう。そうすれば、日常とは違う体験ができ、仕事から離れた本当のリセットができるはずだ。

forbes.com 原文

翻訳=遠藤康子/ガリレオ

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