働き方

2023.12.21

仕事で行き詰まった時、やる気に再び火を付ける方法10選

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仕事がどうもうまくいかず、一日を乗り切るだけで精一杯──。そう感じた経験はあるだろうか?

VoiceNation(ボイスネーション)が先ごろ発表した、米国の労働者を対象としたリポートでは、「自身の職務内容に求められるタスクをこなすのに苦労している」と回答した人の割合は37%に達した。

さらに、デロイトの「職場のウェルビーイング調査(Well-being at Work Survey)」では、日々の職場の悩みに加えて、従業員の全体的なウェルビーイング(心身、社会的、経済的な健康)が下落傾向にあることが明らかになっている。この調査では、回答者のうち実に84%が、自身のウェルビーイングの改善を最重要課題に挙げつつも、80%の人が、実際の改善については大きな困難に直面していると回答した。改善を阻む要因としては、長い労働時間、ストレスの多い仕事、仕事量の多さが挙げられている。

職場でのモチベーションを減退させる要因は数多い。職業人としての成長の機会が限られていると感じる従業員がいる一方で、上司が仕事の内容に細かく干渉するマイクロマネジメントや、自主性を発揮できない環境でつらい思いをしている人もいる。

また、燃え尽きも、従業員の生産性に壊滅的な影響をもたらす現象の一つだ。Mason Frank(メイソン・フランク)がセールスフォースと共同で行った調査によると、フルタイム勤務の労働者のうち44%が燃え尽きを経験しているという。回答者が挙げた、燃え尽きに至る要因としては、現実問題として達成が難しい締め切りや、手に負えないほどの仕事量、サポート不足などがあった。

仕事が手に余る、あるいは、将来性のない仕事から抜け出せない、と感じている場合でも、やる気を増すのに効果的な手法はいくつかある。職場で悩みを抱えている時、再びモチベーションに火をつける上で効果的な10の方法を紹介しよう。

1. 大きな仕事は分割する

仕事に苦戦しているのに、達成不可能な目標を設定することは、非常に悪い習慣だ。完璧を求めることよりも、「進展しているタスク」に目を向ける方が、より生産的と言える。

大きなプロジェクトは、複数の管理可能なタスクに分割しよう。こうすることで、一つ一つの節目に到達したことを評価できるようになり、これがモチベーションの維持に役立つ。
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翻訳=長谷 睦/ガリレオ

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