アントニ・ガウディが設計したこの教会が、ついに2026年に完成予定というニュースを受け、旅行予約会社のOmio(オミオ)は、欧州で観光名所となっている建造物の中で、完成までに最も長く時間がかかったものを調べた。
完成まで140年あまりかかる見通しのサグラダ・ファミリアは、6位だった。それよりさらに建造に長い時間を要した5つの建造物は以下のとおり。
5位 バッキンガム宮殿(英ロンドン)
バッキンガム宮殿は、ロンドンで最も人気の名所のひとつで、英国を象徴する衛兵交代式や王族の姿を一目見ようと、多くの観光客が集まる。1703年にバッキンガム公爵のために建てられた邸宅がその始まりとされており、それから150年の歳月をかけて建築が進められてきた。19世紀には、建築家ジョン・ナッシュとエドワード・ブロアによって宮殿に改築された。式典行事の際に王室一家が群衆に手を振る有名なバルコニーは、19世紀半ば、最後に増築された部分のひとつ。
4位 ピサの斜塔(イタリア・ピサ)
イタリアを象徴するピサの斜塔は、1173年に建設が始まってから、1372年に完成が宣言されるまで、約200年かかっている。ピサを訪れるなら必見のこの塔の高さは、一番高いところで約56.7m、地面に向かって傾いている一番低いところで約55.8m。ピサの斜塔は、ピサのドゥオモ広場に建つ3番目に古い建物である。ソーシャルメディアで最も写真が共有されている名所のひとつでもあり、#leaningtowerofpisaというハッシュタグをつけた写真が32万8000件投稿されている。