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2023.11.07 08:30

ついにインテルMacから買い替え? M3搭載MacBook ProとiMac

M3 ProとM3 MaxのMacBook Proには新色のスペースブラックが追加される。再生アルミニウムの筐体表面に指紋が目立ちにくいよう、陽極酸化皮膜処理を施している。実機で確かめたところ、確かに指紋はとてもつきにくいし、クリーニングクロスなどを使って軽く拭き取れる。ダークカラーのMacBook Proを待ち望んでいたファンから多くの引き合いがありそうだ。

魅力は24インチの大画面。テレビやゲームコンソールにもなるM3搭載iMac

2021年に初めてM1チップを搭載した24インチiMacが、M3チップを載せて約2年半ぶりにモデルチェンジした。カラーバリエーションはM1搭載機と同じ7色を展開する。

最新のAppleシリコンを載せたことで、タスク処理のスピードは前世代のM1搭載機と比べて最大2倍速くなった。M3チップの画像処理を担うGPUには、実行中のタスクが必要とするハードウェアのローカルメモリーの使用量を、適材適所へリアルタイムに割り振る「Dynamic Caching」という新技術が採用されている。その効果は、例えばゲームなどGPUに高い負荷がかかるアプリを実行する際により速く正確なグラフィックス処理などに寄与する。シーンと相互作用する光の反射や陰影などを映像に反映する「レイトレーシング」の効果も的確に再現する。

オールインワンモデルのiMacもM3チップを搭載。パフォーマンスが向上

オールインワンモデルのiMacもM3チップを搭載。パフォーマンスが向上

最近は大きな画面で動画配信サービスのコンテンツやゲームが楽しめるチューナーレステレビが、日本の若い世代を中心に人気を集めているという。24インチの4.5K高解像度のRetinaディスプレイを搭載するiMacが代わる役目を果たすマシンとして注目されるかもしれない。何せ、本機であれば6スピーカーサウンドシステムによるイマーシブなサウンドも同時に楽しめる。ゲーミングやエンターテインメントも心地よく楽しめるオールインワンのデスクトップマシンとしても、新しいiMacは注目に値する。

筆者の周囲にはインテル製プロセッサの時代のiMacをいよいよ買い換えるときがきたと、M3搭載iMacの誕生に色めき立つデザイナーの友人たちがいる。M1搭載機から外観の変化は少ないが、パフォーマンスは大きく飛躍したiMacが買いどきを迎えたことを伝えたいと思う。

連載:デジタル・トレンド・ハンズオン
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