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2023.11.07 08:30

ついにインテルMacから買い替え? M3搭載MacBook ProとiMac

アップルは夏に15インチのM2搭載MacBook Airも発売した。ハイスペックでポータビリティに富むMacのモバイルPCだ。15インチMacBook Airのストレージを512GBに増量するとM3搭載MacBook Airの標準ストレージ容量である512GBのモデルに価格に2万2000円差まで迫る。これからMacBookの購入を検討している方は、どちらのマシンを選ぶべきか迷うかもしれない。

並べてみると画面サイズは15インチのMacBook Airの方がやはり大きく広い。ただ、画質はやはりMacBook Proの方に軍配が上がる。黒色が引き締まる映像はコントラストの再現力も高い。Photoshopによる写真の編集作業は、より色鮮やかで精細感に富むMacBook Proのディスプレイの方が集中力が高まる手応えがあった。

左が14インチのMacBook Pro。右は15インチのMacBook Air。本体の重さは大きく変わらない

左が14インチのMacBook Pro。右は15インチのMacBook Air。本体の重さは大きく変わらない

MacBook Airは15インチサイズの大判モバイルPCとしては驚くほどに軽い。質量は約1.51kgだ。M3搭載の14インチMacBook Proは画面サイズがやや小さくなるが、本体の質量は約1.55kgと肩を並べる。筆者も実機をバッグパックに入れて持ち比べてみたが、重さに違いはほとんどわからなかった。

今回一緒に入手したM3 Max搭載の16インチMacBook Proは質量が約2.16kgになるため、持ち運ぶ際の負担が変わる実感があった。

参考までにベンチマークソフトの「Maxon Cinebench」で計測したM3搭載MacBook Proと、M2搭載MacBook Airのパフォーマンスのデータを紹介しておこう。ビジネスパーソンの普段遣いの範囲であれば処理スピードの差を感じることはほぼないかもしれない。ただ、MacBook Proの方が今後iPhoneやiPadとの機器連携により実現する新機能などが登場したときに、安定して動かせる余裕を担保しているといえる。

少なくともウェブを検索しながら資料を作ったり、簡単な写真や動画の編集、映像・音楽エンターテインメントの視聴といったビジネスパーソンの日常的な使い道であれば、最先端のApple M3チップを搭載する14インチのMacBook Proがこれからしばらくの間はトップクラスのパフォーマンスを発揮してくれるだろう。

Cinebenchによるベンチマークテストを実行。左側のM3搭載MacBook Proが、右側M2搭載MacBook Airの各スコアを上回った

Cinebenchによるベンチマークテストを実行。左側のM3搭載MacBook Proが、右側M2搭載MacBook Airの各スコアを上回った

上位M3チップ搭載機には新色スペースブラックが登場

M3 Maxを搭載する16インチMacBook Proはモバイルサイズのモンスター級マシンだ。複数のアプリケーションによるマルチタスクを高速にこなす実力を備えている。あいにく筆者にはM3 Maxの限界を確かめるほどに大がかりな映像や音楽をつくるスキルがない。参考になるかわからないが、高精細なグラフィックスが楽しめるPCゲームはとても快適にプレイできたことを報告しておきたい。
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