ロシア軍は昨年、アウジーイウカからウクライナ軍の守備隊を追い出そうと数カ月を費やしたが、失敗に終わった。4カ月に及ぶウクライナ軍の反転攻勢が小康状態にあるいま、ロシア軍は再びアウジーイウカを占領しようとしている。
ロシア軍にとって戦況は芳しくない。防御を固めているウクライナ軍への直接攻撃を行うロシア軍は、ウクライナ軍が反攻開始後の数週間で身をもって学んだことと同じ教訓を得ている。
敵の大砲が視野に入り、ドローンがあちこち飛んでいる状況では、敵の要塞を攻撃するのは難しく、犠牲も伴う。攻撃は失敗する確率が高く、撤退する連隊と保持している陣地は攻撃前よりも弱体化する。
ロシア軍が攻撃を開始した翌日の11日、アウジーイウカの南北にあるロシア軍とウクライナ軍の陣地の間に広がる野原には、大破したロシア軍の車両や死傷したロシア軍歩兵の姿があちこちで見られた。
ウクライナでの戦闘の損失を集計している独立系アナリスト、アンドルー・パーペチュアは、ロシア軍の連隊が大砲やミサイルで待ち受けるウクライナ軍のキルゾーンに入ったことを受け、ロシア側の大敗の規模をすぐさま調査。わずか24時間で、ロシア側の車両の損失が約70両である一方、ウクライナ側の損失は約15両にとどまったことを確認した。
ロシア側の損失には、4種類の主力戦車(T-62、T-72、T-80、T-90)が含まれている。唯一欠けているのは、70年前に製造されたT-54/55だ。あるウクライナの情報筋によると、ロシア軍は合計で戦車34両を失ったという。
ロシア軍は、2方面からのアウジーイウカ攻撃に6個前後の自動車化狙撃連隊と旅団を集中投入したようだ。数千人の歩兵、数百両の戦車と戦闘車両というロシア軍の規模は、アウジーイウカに2個前後の旅団を駐留させているウクライナ軍を数字の上では凌駕している。
🎥Drone video of Russian column attempting to advance towards Ukrainian positions north of Avdiivka, #Donetsk Oblast. Ukrainian drone operators caught the attempt well in time. #UkraineRussiaWar pic.twitter.com/D3aHGcQGqX
— MilitaryLand.net (@Militarylandnet) October 11, 2023