フィンランド流の幸福の秘訣
マスタークラスでは、幸福の条件として、人生の主な側面4つが提案されている。1つ目は言うまでもなく「食とウェルビーイング」だ。フィンランド人によれば、新鮮な材料が豊富にあると、料理が楽しくなるし、健康面でのメリットも多い。マスタークラスでは、著名シェフのアレックス・ヌルミから、簡単な料理法や、フィンランド流の料理のコツをいくつか学ぶことができる。
幸福になるためには「デザイン」もまた重要であり、フィンランドにはその代表的な例が多数ある。フィンランド人は、リラックスしたり、マインドフルネスを実践したりするためにアートや手工芸品を利用している。
「デザインと日常」では、デザイン専門家タイナ・スネルマン=ランゲンシェルドから、美しいデザインと美しい製品が、社会的課題の対処にどのように役立つかを学ぶ。
3つ目のテーマは、「健康とバランス」だ。フィンランド人は一般的に、充足感や心のバランス、幸福を育む精神的な特性を重視する。そうした特性には、他者や組織に対する高い信頼感や、フィンランド語の「シス(sisu)」、つまり不屈の精神で困難を乗り越えていく力などがある。
フィンランド流のメンタリティを教えてくれるのは、フォーブスが選ぶ「女性フューチャリスト50人」の1人、エイプリル・リンネだ。
最後のテーマである「自然」は、フィンランド流の暮らし方の中心にあるものだ。「自然とライフスタイル」では、立ち止まり、楽しみ、受け止める方法を学びながら、フィンランド流の自然との向き合い方を身に着けていく。
レッスンを担当するのは、自然愛好家でハイカー、写真家のミカエラ・クロイツと、同国北部に位置する遠隔地ヴァツァリのイナリ湖畔に住むネイチャーガイドのペトリ・コッコネンだ。
(forbes.com 原文)