ソーシャルメディア・プラットフォームは、コンテンツの共有と発見のための活発なスペースであり、コマース機能を統合することで、視覚的に魅力的な方法で商品を紹介し、ユーザーが興味のある商品を発見する可能性を高めることができます。
また、ソーシャル・インフルエンサーも、購買決定を促す上で重要な役割を果たしています。
健康・美容ブランドHivessenceの社長兼共同設立者であるDavid Burrows氏は、「もしまだあなたの会社がTikTokを利用していないのであれば、利用することをお勧めします。私たちは50人のマイクロインフルエンサーを抱え、事業の売上を2倍にしています。最も人気のあるインフルエンサーの一人は56歳で、美容と健康に関するヒントをシェアしています。ソーシャルコマースに手を出すことを恐れないでください」と語りました。
Eコマース・テクノロジー・プロバイダーであるChannelEngine社の最高収益責任者であるEd Barrett氏は、消費者の買い物過程の一部としてのソーシャルメディアの役割について強調し、「例えば、Z世代はTikTokを多く利用する傾向にあります。ブランドや小売企業は、消費者がどのように買い物をしているのか、どのようにテクノロジーを利用しているのか、そして、それがどのように自社の店舗につながっているのかを理解する必要があるでしょう。そして、今こそ一歩引いて、テクノロジーを統合し、複雑さを減らし、カスタマージャーニーの本当の姿を理解する時でしょう。」と述べました。

出典:Coresight Research
しかし、業界関係者からは、一度に多くのテクノロジーやチャネルを探求しようとすることに警鐘を鳴らす声も聞かれ、その代わりに、選択肢を見極め、ブランドの事業、目標、能力に最も適したものを選択することの重要性についても強調されました。
高級靴ブランドM.GemiのCEOであるCheryl Kaplanは、「世の中にはたくさんの選択肢があり、常に目を光らせていますが、興味深いけれども私たちにとってはリスクのありそうなテクノロジーは採用しないこともあります。」と述べました。

出典:Coresight Research