これは、まさにスタートアップの人々の心境と同じではないだろうか。
スタートアップがこれまでの世界では解決できなかった課題の解決に取り組んだり、誰も成し得なかったことに挑戦したり、頭の中に思い描く理想の世界を実現させようとしたりするのは、それによってより多くの人々が笑顔になると確信しているからだ。
日本人の中には、「人のためになることをする」と聞いたとき、自己犠牲的なシチュエーションを思い描く人もいるかもしれない。そのような、譲ったり控えたりする優しさも悪くない。
しかし、逆のアプローチ、積極的に社会と関わり、世界をより良く変えることで人のためになろうとする「Tikun Olam」の考え方も、本当に素晴らしい。両国のオープンイノベーションを推進する上で、人々のために、より良い世界を作りたいという共通の思いが関係をより強固なものにしてくれるだろう。