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2023.08.25

グーグルPixel 8の一部モデルは物理SIMを廃止、eSIM限定に

Linaimages / Shutterstock.com

グーグルが年内にリリース予定のPixel 8とPixel 8 Proについて、いくつかの興味深いリーク情報が報じられている。

確度の高いリーク情報で知られるOnLeaksによると、Pixel 8シリーズは画面の縁部分に丸みがある「エッジディスプレイ」ではなく、フラットなものになり、端末のサイズが1~2mm小さくなるという。

さらに、別の著名リーカーのミシャール・ラーマン(Mishaal Rahman)によると、グーグルの最新モデルには、物理的なSIMカードスロットを搭載しないモデルが存在するという。つまり、一部のPixel 8モデルは、eSIMのみに対応することになりそうだ。

グーグルは今年2月に、機種変更の際に古い端末から新しい端末へ簡単にeSIMを転送できるツールを発表していた。同社が、Pixelプラットフォームを、アンドロイドの最先端に位置づけていることを考えると、eSIMのみに対応する端末を発売することは理に適っている。

しかし、すべてのモデルをeSIM限定にするのは危険な選択と言えそうだ。eSIMのサポートは地域によって異なるため、Pixel 8とPixel 8 Proには物理SIMスロットを持つモデルと、eSIM限定のモデルの両方が存在する可能性が高い。アップルはiPhone 14でこのアプローチをとり、米国市場にはeSIM版のみを提供し、グローバル市場には物理SIM版を提供していた。

Pixel 8シリーズには、Tensor Mobile G3と呼ばれる次世代のプロセッサが搭載され、「音声版の消しゴムマジック」的位置づけのオーディオ・マジック・イレイザー(Audio Magic Eraser)という機能が利用可能になるとされている。ここに、eSIM限定の端末が加わることで、最新版のPixelシリーズは、さらに注目度の高い端末になりそうだ。

forbes.com 原文

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