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2023.08.24

グーグルPixel 8は「カメラアプリ刷新」で操作性が大幅に向上

Gabo_Arts / Shutterstock.com

グーグルが間もなくリリースするスマートフォンの「Pixel 8」と「Pixel 8 Pro」は、カメラ関連の操作が抜本的に刷新される模様だ。ニュースサイトAndroid Authorityは、8月19日の記事で、匿名の内部関係者のハンズオンレポートとして、これらの最新モデルの内蔵カメラへのアクセス方法などを明らかにした。

最大の変更点と言えるのは、画面下部の新たなスイッチで、スチルカメラとビデオカメラのアイコンを選択することで「写真モード」と「ビデオモード」をすばやく切り替え可能になる点だ。この変更により、静止画の撮影に使われている「カメラモード」という紛らわしいモードが廃止される。静止画撮影と動画撮影を切り替える際のモードは「写真」と「ビデオ」に明確に区別される。

さらに、フロントカメラとリアカメラを切り替えるボタンと、ギャラリーのプレビューに入るボタンの位置が入れ替わり、ギャラリーのボタンは、従来の右側ではなく左側に表示されるようになる。この変更に関しては、恐らく他の多くのメーカーのスマートフォンと同じ仕様にするためのものと考えられる。

カメラの設定メニューは、画面の上から下にスワイプするのではなく、下から上にスワイプすることでアクセス可能になる。また、設定ボタンも画面下部に移動する。このように画面下部にコントロールを移動させることで、特に自撮りの際などに親指での操作が楽になるはずだ。しかしながら残念なことに、設定メニュー自体は、上にスワイプしてアクティブにした後は、指が届きにくなったとAndroid Authorityは述べている。

「長時間露光」と「アクションパン」も、それぞれ別の項目として表示されることになる。これまでは「モーション」の配下に置かれ、あまり目立たなかったこれらの機能も、より多く利用されることになりそうだ。また、従来は「動画の手ぶれ補正」の配下にあった「シネマティック撮影」も、独自の項目としてメインオプションに表示される

慣れ親しんだインターフェースの変更は、一部の人々を混乱させるかもしれないが、筆者は今回のアップデートは理に適ったもので、使い勝手を向上させると考えている。グーグルは、Pixel 8シリーズの立ち上げを最適なタイミングで行い、新たな機能を導入しようとしている。

forbes.com 原文

編集=上田裕資

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